宇宙を旅する冒険家「フィニティ」は、あるホシが大好きな宇宙人女性。彼女はなぜ、特別な発展を遂げているわけでもないそのホシが大好きなのか。

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　それは、そのホシに住むヒトたちが体内に宿している「ヴィヴィッドスター」に興味があったからだ。ヴィヴィッドスターとは、ヒトが「シアワセ」を感じることでさまざまな色に光り輝き、ヒトの活力となり、ヒトに無限のパワーを与えてくれる、ココロの輝きのことである。

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　フィニティはヴィヴィッドスターが輝き、ホシをキラめかせているのを見るのが大好きだった。しかし、長い旅の途中でふと立ち寄ったときには、キラめきが失われていた。

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　その光景に寂しさを覚えたフィニティは、ヴィヴィッドスターの輝きを取り戻そうと決意し、そのホシに降り立った。フィニティは知っていた。多くのヴィヴィッドスターを輝かせられるもっとも効果的な方法が「ウタ」であること。ウタを通してヴィヴィッドスターを輝かせられる力を持つ「フローレス」という存在がいることを。

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　フローレスたちはヴィヴィッドスターに呼応するコアを宿している。そのコアが弱っていることが原因と考えたフィニティは、フローレスと繋がることでコアを活性化させ、一緒になってヴィヴィッドスターを輝かせよう！　という作戦に出たのだ。

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　フィニティは声を大にして叫ぶ。

「ココロの声をウタに乗せて、ヒトのシアワセを紡ぐんだ！」