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アツく、パワフルな歌い方が魅力の歌手・イクは悩んでいた。歌を聞きに来ているヒトたちが暗い。前に感じていた熱量がない。
アタシの歌は求められていない? もしかしてアタシの歌はもう必要ない? そんな悩みが彼女のココロを曇らせた。
どうしたらいいの? どうしたら前みたいになれる? ひとりで歌手活動をしてきたイクは誰かに頼ることもできず、ふと、見上げたときに見つけた流れ星に
「またみんなとアツく歌いたいなぁ…」
と、ひそやかに願うことしかできなかった。